グランピング・キャビン・コテージ・バンガロー・ロッジ…意外と知らない宿泊スタイルの違いを徹底解説!

近年、旅行スタイルは多様化してきました。ホテルや旅館だけでなく、グランピングのようなアウトドアを重視した宿泊スタイルが人気となっています。しかし、アウトドア志向の旅行には、キャビン、コテージ、バンガローといったさまざまな宿泊施設の種類が存在します。馴染みのない方にとって、それぞれの違いが何なのかわからないこともあるでしょう。

この記事では、グランピング、キャビン、コテージ、バンガロー、ロッジの5つの宿泊スタイルの違いについて解説します。さらに、グランピングとホテル・旅館との違いについても触れますので、自分に合った旅行スタイルを探してみてください。

グランピング・キャビン・コテージ・バンガロー・ロッジの違いとは?それぞれの特徴について

 

こちらでは、グランピング・キャビン・コテージ・バンガロー・ロッジのそれぞれの特徴や楽しみ方の違いについてご紹介します。

グランピング

グランピングは、「豪華な(グラマラス)」と「キャンピング」を掛け合わせた造語です。

通常のキャンプとは違って、テントの設営や食事の準備・片付けなどの煩わしさから解放したアウトドアレジャーになります。また、グランピング施設ごとに異なるアクティビティや体験プランが提供されています。

アウトドア初心者でも気軽にキャンプのような体験を楽しむことができ、ラグジュアリーな空間で過ごせるという快適さが魅力的です。

キャビン

キャビンは、元々「小屋」や「船室」という意味があります。

アウトドアレジャーにおいてのキャビンは、木造の簡易的な宿泊施設として作られています。なお、日本ではバンガローとロッジの間グレードとして使用されることが多く、各施設によって使い方はさまざまです。

木造の作りであるため、テントに比べると雨風をしのげるというメリットがあります。ただし、室内の設備は最低限であるため、コストを抑えながらアウトドアを楽しみたいという方におすすめです。

コテージ

コテージは、「cotter(農奴)」が語源となっており、元々は農民などが住む家のことを指していました。現代においては、貸別荘のことを意味し、いわゆる1棟貸しの宿泊施設ことをコテージと言います。

部屋数も多く、キッチンやバス・トイレ、調理器具なども揃っており、別荘で過ごしているかのような贅沢さを味わえます。備え付けている道具やアイテムを使用して、自分たちで食材を調理し、BBQを楽しむことができます。

バンガロー

バンガローは、英語で一戸建ての平屋のことを意味します。多くのキャンプ場では、キャビンのような木造の宿泊施設として作られています。

ただし、コテージとは違い、浴室やキッチンなどの設備が設置されていないことが多いです。滞在するという意味合いが大きいため、自分で寝袋やランタン、テーブル、イスなどを用意する必要があります。

施設によってはレンタル品が提供されているので、事前に確認しておくと良いでしょう。

ロッジ

ロッジは、丸太で建てられた山小屋のことを指しています。コテージと同じく、1棟貸しタイプの宿泊施設です。

ただし、ロッジはコテージほどの設備があるわけではなく、基本的にはお風呂やトイレなどの最低限の設備が設置されています。

キャンプに必要な設備は揃っているので、初心者の方やお子様連れ、女性同士でも安心してアウトドア体験が楽しめます。

グランピングとホテル・旅館の違いとは?

こちらでは、グランピングとホテル・旅館の違いについてご紹介します。

アウトドア感あふれる客室

グランピングは、ラグジュアリーな空間ではありますが、ホテルや旅館と違ってアウトドア感も味わうことができます。

ホテルや旅館の客室は、洋室や和室といったパターンがほとんどです。一方、グランピングでは、ドーム型テントやヴィラタイプ、トレーラーなどさまざまなタイプの客室が提供されています。

いずれもアウトドア感あふれる作りとなっているので、滞在する施設の形態によっていろんな雰囲気を楽しめます。

アウトドアフィールドとの距離

グランピングは、ホテルや旅館よりもアウトドアフィールドとの距離が近いという特徴もあります。施設によっては、山や海、川に面した作りとなっており、徒歩で遊びに行けるスポットも多いです。

限られた時間のなかで、多くのアウトドア体験ができることがグランピングの魅力です。

アクティビティの豊富さ

ホテルや旅館も体験プランを提供しているところはありますが、グランピングは立地や環境を生かしたアクティビティが数多く用意されています。例えば、焚き火や薪割りなどのキャンプ体験、SUPやカヤックなどのマリンスポーツ、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツなどがあります。

季節に応じたアクティビティを体験できるのは、グランピングならではの楽しさです。

ペット同伴の宿泊施設も豊富

最近は、ホテルや旅館でもペット同伴可能なところも増えてきています。しかし、グランピングであれば、ペットとの時間をより濃く過ごすことができます。

ペット同伴可能なグランピングは、一緒にテントに宿泊できるだけでなく、ドッグラン付き、ペット用のアメニティ・食事付きという施設も多くあります。ペットと一緒にストレスフリーな旅行が楽しめるのがグランピングの良さです。

ユーザー別おすすめ宿泊スタイル

グランピングやキャビン、コテージというように環境が異なると、過ごし方も変わってきます。そのため、ユーザーにとってどのような宿泊スタイルが適しているのか、という向き不向きも変化します。

こちらでは、ユーザー別のおすすめ宿泊スタイルをご紹介します。

グランピング・コテージ・ロッジ「アウトドア初心者や小さなお子様連れ」

アウトドア初心者や小さなお子様連れの場合は、各設備が充実しているグランピングやコテージ、ロッジがおすすめです。キャンプをするとなると、テントを張り、BBQの準備・片付けなどあらゆる作業を自分たちで行わなければなりません。

戸惑うことも多く、小さなお子様が一緒だと何かと心配なこともありますので、安心して寝泊まりできる宿泊施設を選ぶことをおすすめします。

バンガロー・キャビン「快適さをキープしたままコストを抑えたい」

アウトドアに慣れてきた方、快適さをキープしつつコストは抑えたいという方は、バンガローやキャビンでも十分に楽しめます。また、オーナーの手作りの場合もあり、その風情を味わうという楽しさもあります。

グランピングやコテージと比べると、宿泊施設としてのグレードは下がるかもしれませんが、アウトドア感を体験したい方にとっては非常に魅力的です。

目的に応じたベストな宿泊スタイルを楽しもう!

グランピングやキャビン、コテージなど宿泊施設のタイプが異なると、設備や環境が変化します。快適さを重視したい方はグランピングやコテージ、ロッジが楽しめるでしょう。

バンガローやキャビンは、アウトドア感を味わいたい、キャンプが好きという方におすすめです。それぞれ、ホテルや旅館とは一味違った旅行が体験できます。自分たちのアウトドア旅行の目的に応じて、最適な宿泊スタイルを選んでみましょう。