【GoToトラベルの裏技】GoToトラベルでチェックインしないのはあり?

地域や企業の再活性化を目的として立ち上げられたGoToトラベル。

2020年に初めて行われた経済対策で、旅行需要を大幅に喚起することに成功しました。

そんなGoToトラベル、ちょっとした裏技が存在するのはご存知でしたか?

この裏技を使えば、普段の帰省がよりお得になります。

現在停止しているGoToトラベルですが、2022年1月以降には再開する見通しも出ています。

そこで今回はそんなGoToトラベルと、裏技について紹介していくので参考にしてみてください。

 

GoToトラベルって?

GoToトラベルとは

2020年7月22日から12月27日にかけて実施されたGoToトラベル。

GoToトラベル事業は、新型コロナウイルス感染症により落ち込んだ旅行需要を喚起するために、日本政府によって立ち上げられた経済対策です。

宿泊を伴う旅行および日帰り旅行代金の最大5割を国が補助することで、旅行代金の35%の割引と、代金15%に当たる「地域共通クーポン」が発行されることになります。

地域共通クーポンは旅行先の登録加盟店で幅広く利用することができるため、観光地全体の消費を促しました。

 

対象となる旅行

GoToトラベルは、ホテル、旅館、民泊などの宿泊施設の宿泊プランをホテルや旅館のホームページから予約した場合適用になります。

新幹線や飛行機などの交通費はGoToトラベルの適用外ですが、例外として旅行代理店が企画した、飛行機や新幹線などの交通手段と宿泊がセットになったパッケージツアーはGoToトラベルの適用内となります。

また、GoToトラベルの適用は日帰り旅行も例外ではなく、旅行代理店や予約サイト経由で予約する、「往復の乗車券等の移動」と「旅行先での食事や観光体験等」のセットプラン等も対象となります。

 

GoToトラベルでチェックインしないのはあり?

GoToトラベルでお得に帰省

先程のトピックで紹介したように、GoToトラベルは通常交通費には適用されませんが、「宿泊を伴う旅行」はその対象となります。

そのため、実家へ帰省する際などホテルに泊まる必要がない場合でも、航空券だけ買うより、代理店経由の交通費付きセットプランを購入する方が安くつきます。

例えば、下記の1泊+交通費のセットプランを作ってもらったとします。

ホテル1泊8,000円、交通費往復32,000円のセットプラン→40,000円

この場合、50%の割引(代金割引35%クーポン付与15%)、1泊の上限20,000円の割引(代金14,000円、クーポン付与6,000円分)が効くはずです。

通常32,000円かかる交通費が、ホテル有りのプランとして予約することで割引適応され、ホテルに泊まるにせよ泊まらないにせよ交通費は2,6000円となり、且つ6,000円分のクーポンが付与されるということになります。

つまりGoToトラベルを活用することで1,2000円も安く実家に帰ることができるのです。

 

不泊はGoToトラベル対象外

結論から言うと、不泊はGoToトラベル対象外です。

「ホテル側に宿泊しない旨を伝えればいいのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、GoToトラベルではその宿に宿泊しなければ適応にならないので、あらかじめ電話するとキャンペーンは適応されなくなってしまいます。

電子クーポンを貰っても、そもそもの旅行自体をキャンセルする場合はクーポンの返却義務が発生します。

ホテル側も利用者に身分証明書を提示してもらい、宿泊の記録を基に国へ割引額分を請求出来るようになるため、それが出来ない不泊だとその旅行パックを取り扱っている業者へ連絡が行き、後日通常料金での請求が来るはずです。

しかし逆に言えば、チェックインして直後にチェックアウトをすればOK。

交通費付きセットプランを予約してそのホテルに宿泊しない場合、ホテルへのチェックイン・チェックアウトはきちんと行うようにしましょう。

 

GoToトラベルの再開はいつ?新しいGoToトラベルって?

2022年1月末以降に再開

岸田総理大臣は12月6日、GoToトラベルキャンペーンの再開時期は2022年1月以降になるとの認識を示しました。

オミクロン株の感染状況や年末年始の人流による従来の新型コロナウィルス感染症の拡大を危惧し、「慎重のうえにも慎重に」と語っています。

また、新型コロナウイルスの感染が拡大すれば「総合的に判断して臨機応変に対応する」とのこと。

あくまでこれからの年末年始の状況を見極めて時期を判断することを強調しています。

GoToトラベルは現状1月以降に再開する見通しですが、感染状況によっては期間の延長が行われる可能性があります。

 

新たなGoToトラベル

政府は11月19日、2022年再開予定の新GoToトラベルキャンペーンについて、2020年に行ったGoToトラベルキャンペーンとの割引額の違いや、感染防止策についての決定事項を発表しました。

前回のGoToキャンペーンで懸念されていた事項について、利用者が土日に集中したこと、高級な宿泊施設に集中し中小の事業者に恩恵がなかったことが挙げられます。

当時は1人1泊上限2万円ということで、上限まで支援を受けようという人が続出したのです。

 

 

そこでまずは、宿泊サービスの割引率が35%から30%に引き下げられることになりました。

また、宿泊時の割引上限額は1泊あたり1,4000円から交通付きで1,0000円(宿泊のみ7000円)に、日帰りの上限額は7000円から3000円に、地域共通クーポンは旅行代金の15%から旅費に関係なく平日3000円(休日1000円)が上限となります。

 

まとめ

一旦は終了してしまったGoToトラベル。

それでも大きな経済効果があったことから、2022年1月以降の再開が見込まれています。

そんなGoToトラベルは、代理店などが販売する交通費付き旅行プランを利用することで、旅行時だけでなく、実家に帰省する際にも役立てることができます。

新GoToキャンペーンは2020年時に比べてお得率がちょっぴり下がってしまいますが、それでも利用しない手はありません。

皆さんも今回の記事を参考に、リーズナブルに帰省してみてくださいね。