これができればキャンプ上級者、フリーサイトを使いこなす

キャンプ場は大きく分けて、「区画サイト」と「フリーサイト」の2種類があります。ほとんどのキャンプ場は「区画サイト」と「フリーサイトの」の両方を持っていますが、中にはフリーサイトだけがあるキャンプ場も存在します。

今回の記事では、フリーサイトのキャンプ場での楽しみ方や気をつける点などを考察します。

 

フリーサイトとは

フリーサイトとは、キャンプ場の敷地内であれば、どこでも好きなところにテントを設置することができるという方式のキャンプ場です。

キャンプ場の中には、施設側が区画整理をし、キャンパーはその決められた区画にテントを設置しなくてはいけない場所もあり、そうしたところは「区画サイト」と呼ばれます。区画サイトは、サイト周りの環境などでサイト使用量(キャンプ代)が変わってきます。例えば、AC電源があるような区画サイトの使用量は、電源のないキャンプサイトと比べて、高くなる傾向があります。

一方、フリーサイトは区画で分割されていないので、好きなところに好きなだけテントを張ることができるのです。

 

 

フリーサイトでキャンプをするメリットとは

フリーサイトでキャンプをするメリットの一つが、好きなだけスペースを使えるということです。そのため、大人数でキャンプをするときには、区画サイトよりもフリーサイトを使うことをおすすめします。もしも区画サイトで大人数でキャンプをすると、大人数のグループが、いくつかの区画に分割されてしまう可能性があります。しかし、フリーサイトでのキャンプ場ではその心配はありません。

また、サイト使用料金を見ると、区画サイトよりもフリーサイトのほうが安いことがほとんどです。そのため、大人数でキャンプをするときには、フリーサイトでキャンプをしたほうが安く上がるのでおすすめです。

そして、フリーサイトでのキャンプでは、キャンパーがどこにテントを張るのかということを自由に決められるメリットがあります。キャンパーの中には、人気のない静かなところでキャンプをしたいという人もいる一方で、キャンプではたくさんの人と交流することが楽しいという人もいます。もしも、こうした好みの違うキャンパーが同じ場所にいると、お互いに不満を持ちながらキャンプを過ごすことになってしまいます。しかしフリーサイトでは、こうした悲劇が起こりにくくなります。

 

フリーサイトを使うときに気をつけること

フリーサイトは自分の好きな場所に、好きなだけスペースをとってテントを張ることができます。とはいえ、自分たちが使うスペースは常識の範囲内にとどめておいて、必要以上にスペースを取ることは避けるべきでしょう、

また、事前に場所をとっておくこともやめたほうが良いでしょう。他の利用者とのトラブルになることも多いのが実情ですし、フリーサイトでは当日そこにテントを張る人が、サイトを利用することができます。

加えて、フリーサイトの多くは、テントの隣まで車の乗り入れができるところはあまり多くありません。そのため、テントや食材等のキャンプに必要なものは、自分の手で車からテントまで持っていく必要があります。この運搬作業は、キャンプ場での最初の作業になるので、もし可能なら台車などを持っていったほうが良いでしょう。もちろん、車を乗り入れることができるフリーサイトなら、この運搬作業は一気に簡単になります。

また、フリーサイトでは、炊事場やトイレの建物からの距離も考えて場所を選んだほうが良いでしょう。また、もしも女性がお一人でフリーサイトでキャンプするなら、多少賑やかでも家族連れなど人気のある場所にテントを張ることをおすすめします。

 

フリーサイトで良い場所をみつけるために

基本的にフリーサイトの場所は「早いもの勝ち」です。そのため「大人数なので、とにかくひろいスペースが欲しい」という人や、「絶対に静かなところでキャンプがしたい」という人は、チェックイン時間が始まったと同時に、キャンプ場に行って利用手続きをすることがおすすめです。

また、暑い時期には直射日光の当たる場所にテントを張ると、テント内部の気温が上がってしまい、熱中症になってしまう可能性があります。暑いときには、木陰のある場所にテントを設置したほうがよいでしょう。ちなみに、タープ付きのテントであれば、真夏に水辺などの木陰のないところでもテントを張ることができます。

そして、キャンプ場でテントを張るなら、地面が乾いていて、できるだけ平らな場所に張りたいものです。テントを張る前には、地面あるいは芝生の様子も確認しておきましょう。

加えて、テントを張るときには、キャンプ場での風向きにも注意したほうが良いでしょう。というのも、風下にテントを張ると、他人の焚き火の煙を浴びる可能性があるのです。フリーサイトでスペースを広く取ることができる場合には心配は無いのですが、キャンプ場が混んでいるときに風下にテントを張ってしまうと煙に苦しむ事にもなりかねません。特に混んでいるときには、風上にテントを張ることを意識しましょう。

 

まとめ

今回の記事では、フリーサイトでのキャンプについて考察しました。キャンプに慣れた人は自分の好きなところにテントを張るために、フリーサイトを使うことが多いそうです。フリーサイトを使いこなして、キャンプの上級者を目指しましょう。