緊急事態宣言も解除されたし、そろそろ1人旅に出たいな。
今まで、ホテルや旅館にしか泊まった事がないけど、最近よく聞くようになった、
「民泊」・「ゲストハウス」の違いってなんだろう??
できるだけ安く宿泊できて、安心したサービスを受けたいな。
この記事では、これから1人の気ままな旅行や、非日常的な旅先の出会いを求めるあなたに、手軽な宿泊先として知られる、
- 民泊
- ゲストハウス
を解説します。日常では感じられない出会いもあるけど、不安が払拭できない読者の方にとって、きっと参考になる内容になっていると思います。ぜひ最後までお読みください。
そもそも民泊・ゲストハウスとは??
旅を語る上での宿泊場所は、一番の思い出となりうる重要な要素。
ここで紹介する民泊・ゲストハウスは、簡易宿所と呼ばれ、ホテル・旅館にあてはまらない施設形態です。
施設の基準要件が厳しくないぶん、利用する他のお客さんとの接点も多く、新しい価値観を得るための出会いがあります。またゲストハウスは外国人も多く利用することから、様々な文化に触れる事もできるでしょう。
民泊とゲストハウスの具体的な違いは下記の通りです。
民泊
民泊とは、住宅の全部もしくは一部を使用し、個人の住宅に料金を徴収し宿泊するタイプのものです。
2018年に住宅宿泊事業法が施行された事で、気軽に民泊オーナーはサービスを提供する事が可能となりました。長期間滞在したい方や、コストを抑えて宿泊したい方におすすめです。
また、少しリッチな民泊サービスを受けたいとお考えの方には、貸別荘タイプ・一軒家貸切タイプの民泊もあります。大人数での利用で、パーティーやプチイベントをするにも民泊は利用できます。予算や期間、様々な用途に応じた選択ができるのが民泊サービスの特徴と言えますね。
民泊のメリット
民泊のメリットとして以下のことが挙げられます。
①そこで住んでいるような体験ができる
旅行先の人の住んでいるエリアに泊まるので、まるで自分がそこに住んでいるかのように思えます。例えば、朝に近くのパン屋さんに行って朝ごはんをゆっくり食べたり、大自然に囲まれながらリラックスして本を読んだり…。さまざまな自分に出会うきっかけにもなるでしょう。
②さまざまなタイプがある
民泊では家を一棟まるまる貸し出すタイプもあれば、マンションの一室を貸し出したり、民泊オーナーが暮らしている家に泊まるなど、さまざまなタイプがあります。旅行をする目的や人数によって、どんな民泊に泊まるか決めるのがいいでしょう。
③現地での体験ができる
民泊オーナーにもよりますが、民泊オーナーによっては現地でしか味わうことができない体験ができるかもしれません。現地のツアーやプランを立ててくれ、現地の郷土料理を作ることができたり、農家の方のようにファーム体験ができたりします。
④泊まれる可能性が高い
人気の旅行先だと、ホテルが満室で泊まれないことがあるかもしれません。しかし、民泊は物件数が多いですし、選択肢も広がります。予約することによるストレスの軽減ができるでしょう。
民泊のデメリット
民泊にもデメリットはあります。以下のことが挙げられます。
①アメニティ類が少ない
ホテルや旅館に泊まる時は、タオルや歯ブラシなどのアメニティ類があるのが当たり前ですが、民泊ではそういったアメニティ類がないと考えた方がいいです。自分で持って行くか、現地で調達するかしないといけません。現地でも、スーパーやコンビニのないところであると、調達できないので、自分で持って行くことが無難でしょう。
②違法民泊もある
法の整備が進んできており、昔よりはだいぶ違法な民泊が減ってきましたが、ゼロになったわけではありません。違法民泊により、犯罪に巻き込まれるケースもあるので、民泊選びは慎重になったほうが良いです。自分の泊まりたいと思った民泊がきちんと法律に基づいて運営しているのか確認しましょう。
ゲストハウス
ゲストハウスのイメージとしては、バッグ1つ持った男の1人旅で泊まるイメージが強いようです。
しかし現在では、お洒落なバーやお洒落なカフェが併設されるゲストハウスもあり、多種多様なサービスを展開しています。
一般的なゲストハウスは、リビングルームが中心に併設され、旅人がおもいおもいの交流を行い、より人と人との接点が近くなる空間作りが行われています。
また必要最低限なサービスを行うことで、旅人の自発的な行動をとりやすい事からも、外国人の文化を日本にいながら感じる事ができます。
ゲストハウスのメリット
ゲストハウスのメリットとして以下のことが挙げられます。
①人々との交流
旅行先で人々と交流する方もいらっしゃるでしょう。そういう方にはゲストハウスがおすすめです。ゲストハウスには個室もありますが、宿泊者が一緒に寝泊まりをするドミトリーという名の相部屋があります。ドミトリーにもさまざまな種類があり、床に布団を敷いて寝るタイプもあれば、二段ベッドを活用して寝るタイプもあります。他の旅行者の方と会話をしたり、その中で仲良くなって飲食を共にしたりするのも旅の醍醐味と言っても過言ではありません。特に一人旅をしている方であれば、なかなか人と喋る機会がないため、人々との交流を目的としてゲストハウスに泊まることもあるそうです。
②オシャレな施設が多い
ゲストハウスと聞くと、簡素で地味なイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、最近ではオシャレでキレイなゲストハウスが増えてきています。オシャレなカフェと併設されているゲストハウスもあれば、個室やバルコニーがついているホテルのようなゲストハウスもあります。少しゲストハウスに抵抗がある方は、こういった入りやすいところに泊まると良いかもしれません。
③情報を得ることができる
普通のホテルではできないような交流がゲストハウスでは可能です。ゲストハウスでは、旅行者だけではなく、ゲストハウスのスタッフの方とも交流ができます。ゲストハウスのスタッフの方であれば、その土地の美味しいお店や行っておくべきところなどを紹介してくれる可能性が高いです。また、旅慣れている旅行者の方からも、そういった情報を聞くことができます。
ゲストハウスのデメリット
ゲストハウスにもデメリットがあります。以下のことが挙げられます。
①眠れない
ゲストハウスでは、相部屋が主流で、夜でも他の人の声が聞こえることがあります。暗いところでしか眠れない方や、静かに1人きりで寝たいという方には合っていないかもしれません。ゲストハウスを初めて利用して、寝付くことができずに、寝不足になってしまった方も中にはいるようです。ゲストハウスの中には個室も用意されているところもあるので、「眠れなさそうだな…」と思った方は相部屋よりも個室を選ぶほうがいいでしょう。また、自分で安眠グッズを持って行くのも一つの手です。アイマスクだったり、耳栓だったり、必要なものは人それぞれです。自分が眠れるような環境を作りましょう。
②貴重品の管理
貴重品の管理について不安に思っている方も多いようです。ゲストハウスは相部屋で、いろんな人々が出入りするので、貴重品は常に身につけておいたほうが良いでしょう。ホテルのようなしっかりと鍵のついた部屋ではないため、防犯意識を高める必要があります。そういった貴重品の管理を面倒と思う方も多いでしょう。もし、ロッカーがあるゲストハウスであれば、ロッカーに荷物はしまっておきましょう。
③馴染めない
さまざまな人々と交流ができるゲストハウスですが、そんな雰囲気が苦手な方もいらっしゃるでしょう。一般的なホテルや旅館に比べると、人々との交流が増えます。しかし、ゲストハウスに泊まっているからと言って、無理に交流を図らなくても良いでしょう。ゲストハウスに宿泊している人すべてが交流を目的としているわけではありませんし、中には1人で過ごしたいという人もいるでしょう。周りに馴染めるかどうか不安な方は、個室タイプの部屋を選んでみてはいかがでしょうか。
④人に気を遣う
ゲストハウスでは相部屋で周囲の人たちに気を遣わなければならない場面もあります。例えば、ドミトリーの二段ベッドの上になってしまった場合、下のベッドで寝ている人をなるべく起こさないようにしなければなりません。また、マナーの悪い人がいる場合もあり、そんな人々は遅い時間まで騒いだりしているようです。そういったことが無いように、事前にゲストハウスのクチコミを見てみるのもいいかもしれません。
宿泊する上での相場は?
民泊・ゲストハウスを利用する目的として、宿泊費を抑えたいと考えている旅人も多くみられます。
民泊はゲストハウスと比べて、観光・行楽シーズンにかけて料金が変動する傾向があります。オフシーズンであれば1泊 4000円台から宿泊できますが、都心の民泊では20000円を超える事もあるようです。
しかし、民泊の使用量は1ルーム制です。利用する人数が増えれば割安となり、施設によっては20人を超える利用も可能です。1人当たりの利用料も、かなり抑えることができます。
ゲストハウスの相場は、地域差もありますが2000円〜5000円で宿泊することができます。都心を避け、相部屋を利用すると、安価な料金で利用できるようです。
また、古民家風のお洒落なゲストハウスなどは5000円以上の宿泊料がかかりますが、素泊まりの安いホテルに泊まったと思えば、非日常な空間・出会いがある事から、決して高い料金だなと感じることはないでしょう。
女性でも安心して宿泊できるのは?
ここまで民泊・ゲストハウスの特徴を見ていきましたが、女性が安心して宿泊するとなると民泊となるようです。
民泊では大人数で利用しても知っているもの同士な事が多く、一軒家を利用したものであれば、男女で部屋を区切る事ができます。
ゲストハウスでは、ドミトリーといった相部屋がおおく、雑魚寝や二段ベッドを利用した簡易的な作りの部屋もあります。女性のセキュリティとしては安全とは言いにくいようです。
しかし、この空間でしか味わえない人との距離感も感じられないため、より強く人との繋がり結ぶこともできる目的があれば、女性の一人旅でも利用を検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
この記事の読者の方は、おそらく民泊・ゲストハウスに泊まった経験がない方が多いと思います。
利用する地域や時期によって、様々な表情をみせるのも簡易宿泊所である、民泊・ゲストハウスの魅力でもあります。
これからコロナ渦が落ち着き、予約が殺到することも考えられます。
安心した旅行とするためにも、民泊仲介サイト(マッチングサイト)や非対面式のスマートチェックインサービスを使った、新しい形式の予約方法も検討されてみてください。