グランピング開発におすすめの形はどれ?常設するテントの種類について解説!

グランピング開発にあたり、どのテントを配置するのかが非常に重要なポイントとなります。

テントによって特徴が異なるため、利用者の満足度にも関わってきます。

様々な種類があるなかで、どのグランピングテントが運営しやすいのでしょうか?

今回は、グランピング開発におすすめの常設テントの種類についてご紹介します。

 

グランピングテントの種類

全国各地のグランピング施設に常設されている、主なテントの種類についてご紹介します。

 

コットンテント

天然素材のコットンが使用されていることから、「コットンテント」と呼ばれています。

特徴として、デザインや形が豊富です。

三角形のシルエットの「ティピー型」、入り口がAの形をしている「Aフレーム」、サイドを立ち上げて作る「ベル型」、山小屋のような形の「ロッジ型」があります。

 

同じコットンテントでも、形によって全く印象が異なるため好みに合わせて設置することができます。

しかし、水を吸収しやすく、塗れたまま放置しておくとカビが生えてしまう恐れがあります。

テントを常設する土地によって、向き不向きが大きく別れるでしょう。

 

玉ねぎ型テント

名前の通り、玉ねぎのような形をしているグランピングテントです。

可愛らしいフォルムですので、女性やお子様からの人気を得ることができるでしょう。

素材はポリコットンを使用しており、内部はポールを使わないエアフレームのつくりとなっています。

また、丸みの形である故に、中に入ると広く感じる空間となっており、快適な環境を整えることができます。

ただし、断熱性能が乏しいため、常設時には暑い時期や寒い時期の調整が必要です。

 

ドームテント

ドームのような半球体の形をしているグランピングテントです。

現在、最も人気がある形であり、全国各地にドームテントを配置する施設が増加しています。

「最小の材料で最大の強度を持つ」というジオテック構造を採用しているドームテントが主流となっており、雨や風に強いという特徴があります。

また、外観も個性的でおしゃれなことも人気が高い理由となっています。

 

コンテナやトレーラー

全国のグランピング施設のなかには、テントだけでなくコンテナやトレーラーを配置している場所があります。

耐風性に優れているため、強風が吹きやすい海岸付近のグランピング施設によく見られます。

外観を可愛らしくすることは難しいかもしれませんが、海外風の雰囲気に仕上げることができるため、海外旅行になかなか行けないという方の需要に答えることができるでしょう。

 

集客しやすいグランピングテント

施設内に常設するにあたり、集客しやすいグランピングテントは「ドームテント」です。

コロナ禍においてもグランピングが人気となっており、その多くはドーム型グランピングテントを用いている施設になります。

 

グランピングは、キャンプに興味はあるけど不安があるという方の需要も多くあります。

そのため、アウトドアな体験ができて、できるだけテントの中は快適な環境が整っているということを求めている人が多いです。

耐風性に優れ、丈夫なつくりであるドームテントは、このようなグランピング希望者の要望に答えることができるベストな形であると言えます。

 

維持管理しやすいグランピングテント

メンテナンスの面で考えると「ドームテント」がおすすめです。

コットンテントや玉ねぎ型テントは、水や風に強いわけではありませんので、天候に左右されてしまいます。

そのうえ、カビが生えないように頻繁にメンテナンスが必要です。

また、コンテナやトレーラーは丈夫ではありますが、外観や中の設備を輸入品で揃えていることが多く、万が一、破損してしまった場合のコスト面が心配です。

 

これに比べて、ドームテントは布製ではないため、他の形のテントよりも張り替え頻度が少なくて良いでしょう。

ただし、常設にあたって全くメンテナンスが必要でないわけではありませんので、注意しておきましょう。

 

事前に各法規制の確認が必要

グランピング開発するうえで、事前に各法規制について確認をしておきましょう。

配置する宿泊物件や運営方法によって、建築基準法や旅館業法の対象となる可能性があります。

 

建築基準法の定義から、グランピング施設に常設しているテントが建築物に該当するか否かがポイントになります。

取り外しができたり、解体・撤去ができるテントの場合は該当しない可能性もありますが、そうでない構造のテントを常設している場合は建築基準法の対象となるでしょう。

判断基準は各自治体によっても異なりますので、事前の確認が必要です。

 

また、常設するテントやトレーラーなどにお客様に宿泊してもらうという行為は、旅館業法に該当するため届出が必要です。

もし、無許可で営業を行うと、罰金や罰則の対象となってしまいます。

テントを常設するには、各エリアの土木事務所や都市政策課を訪れ、事前相談をすることが大事です。

 

まとめ

グランピングテントには様々な種類の形があります。

開発するにあたって、それぞれのメリット・デメリットを把握しておくことが大事です。

現在、最も人気がある形は「ドームテント」になります。

個性的な外観や過ごしやすい環境から、多くのグランピングファンから指示を得ています。

また、耐風性に優れており、丈夫なつくりであるため取り入れやすいです。

グランピング開発に欠かせないテントですが、常設するには各エリアの土木事務所や都市政策課に事前相談を行い、適切な方法を知ることが大事です。