春のキャンプは暖かな日差しと気温の中で色々と遊ぶことができるのが、最大の楽しみですね。今回の記事では、春キャンプで体験したいアクテビティを10個、ご紹介します。意外なことが楽しいアクテビティになるので、いろいろ経験してみましょう。
マウンテンバイク
冬の間は、雪がつもるために自転車に乗れない地域というのは、意外と日本には多いものです。特にキャンプ場は山間部に位置していることが多いので、春先まで雪が残っていることも珍しくありません。
そのため、もしも春にマウンテンバイクを楽しむことができるキャンプ場があったら、ぜひ自転車に乗って山の中を走ってみましょう。今は電動アシスト式のマウンテンバイクもあるので、足に自信のない人も気軽にサイクリングを楽しむことができます。
また、春には山の斜面から雪解け水があふれていることが多く、道も抜かれんでいることもあります。でも、マウンテンバイクなら多少の悪路も気にせずにスムーズに走ることができますよ。
ツリーイング
ツリーイングとは、ズバリ「木登り」。しかし、ロープや専用の器具を使った本格的な木登りです。器具を使うので、力のない人でも木登りを楽しむことができます。
また、自分の力だけで登る木登りよりもかなり高い地点まで、安全に登ることができるので、木々が生い茂る春にはピッタリのアクテビティです。
ツリーイングを体験するときは、訓練を受けたスタッフが常駐しているキャンプ場で、最初に体験するようにしましょう。また、ヘルメットを着用することが多いので、紙の長い人はヘルメットをかぶりやすい髪型にしておいたほうが良いでしょう。
高い木に登ると、今まで見たことがない景色が目の前に広がります。タイミングが合えばリスや野鳥のような動物も目の前で見ることができるかもしれませんよ。
リバーSUP
春は、雪解け水があるため、川の水量が増えます。そのため川のアクテビティは非常にダイナミッでスリリングなものになることが多いのです。
リバーSUPはパドルで漕いですすむサーフィンの川版のと言っても良いスポーツです。海や湖でSUPをしている人を見かけたことがある人も、多いかもしれませんね。
海や湖と比べて、川のSUPは川の流れに乗るので、スピード感を味わうことができるのが最大の特徴です。春には川の流れが他の季節以上に強いので、ちょっとスリルのあるSUPを体験できます。
とはいえ、初めて川でSUPをする人は流れの穏やかな場所でレッスンを受けたあとに川に出ることになるので、ご安心ください。
ハイドロスピード
ハイドロスピードも川で体験できるアクテビティの1つです。スウエットスーツを着て、足にフィンを付け、一人用のビート板のようなゴムボートに乗って川下りをします。川の流れに直接飛び込むことになるので、スリル抜群の川下りを体験することができます。
泳げない人でも、スウエットスーツ自体にかなり浮力があるので、体を水面に浮かべることは簡単にできます。また、必ず専門のガイドの人がアクテビティに同行するので、安心です。
特に、春の川は水量が多いので、ハイドロスピードのスピードは上がり、ジェットコースターのような感覚で川下りを経験できることでしょう。
とはいえ、春の川はまだ水が冷たいもの。ハイドロスピードを体験する人は、体験後の着替えと暖かな飲み物を持って川に行くことをおすすめします。
バードウォッチング
春は冬眠から冷めた動物たちにとって、恋の季節。鳥たちは冬眠こそしませんが、恋の相手を探す季節であることは、他の動物と同じなのです。そのため、春には鳥たちの活動は活発になります。また、恋の相手を探すため、鳥によっては体の色が鮮やかになったりするのもこの季節です。
そんな春には、バードウォッチングがおすすめです。朝は少し早起きをする必要がありますが、かわいい小鳥たちの仕草は、見ているだけでも楽しいものです。
バードウオッチングをするなら双眼鏡を持っていくと、鳥たちをより近くに感じることができるでしょう。双眼鏡は本格的なものでなくても、手軽なオペラグラスのようなものでも十分に楽しめます。
チェアリング
チェアリングとは、お気に入りの折りたたみ椅子を自然の中にもっていて、そこに座りながらお酒を飲んだり行為のことです。誰でも疲れたときには座りたいと思うものですが、特に自然のなかでは近くの岩や木の切り株などに腰をおろしてしまうもの。しかし、岩はゴツゴツしていて座り心地が良くない上に、お尻が冷えることもありますし、座るのに都合の良い切り株はなかなか見つかりにくいものです。
その点、チェアリングは自前の椅子を持っていくので快適にくつろげますし、お茶やお酒を楽しむこともできます。水辺や海岸そして山のちょっと開けた場所のような景色の良いところに椅子をおいて、くつろぐなんて、キャンプをしているからこそ得られる贅沢な時間の使い方と言えるのではないでしょうか。
野草探し
春に旬を迎える「食べられる野草」はたくさんあります。例えば、お餅で食べることが多いよもぎ、炒め煮にして食べることができるつくし、おひたしにするとおいしい菜の花やふきのとうもありますね。たんぽぽもサラダなどにして食べることができますよ。
そんな春に旬を迎える「食べられる野草」を見つけるのも、春キャンプの楽しみ方の一つです。雑草だと思っていたものが、意外と食べてみたら美味しかった、なんてこともあるかもしれませんね。
とはいえ、中には食べると毒になる草もあるので、野草探しのエキスパートと一緒に探しに行くことがおすすめです。収穫した野草は天ぷらにすると、エグみや苦味も減って、食べやすくなります。
お茶会
茶道の世界では、外でお茶会をする「野点(のだて)」という慣習があります。季節の良いときに、お庭などにに緋毛氈(ひもうせん)を敷いて、赤い野点傘(のだてかさ)をさしかけて、お茶会を開きます。お茶室の中で御茶をいただくよりも、少々カジュアルな形のお茶会です。
ここまで本格的ではなくても、キャンプ場でお茶会をしてみるのも楽しいのではないでしょうか。水筒にお湯を入れて、抹茶とお茶碗が準備できれば、キャンプ中でもお茶会を始めることができますね。
もちろん、キャンプ場で本格的な紅茶をいれて、お茶会をするのも素敵ですね。お菓子はキャンプ場近くの道の駅で見つけた食材を使った、簡単なクッキーやケーキなどでも良いでしょう。
お花見
キャンプ場にもしも桜の木が1本でもあったら、その下でお花見をしてみるのはいかがでしょうか。椅子と飲み物を持っていってチェアリングをしても良いでしょうし、桜の下でお茶会をするのも風流ですね。もちろん、何もせずに桜の木の下で、花を眺めるのも贅沢な時間の使い方でしょう。
日本の山の中では、可憐な山桜がひっそりと咲いていることもあります。キャンプ場のなかや近隣にそんな山桜があったら、ぜひ訪れてお花見をしてみるのもおすすめです。静かに、桜の美しさを独り占めできますよ。
いちご狩り
もしも、キャンプ場の側にいちご農園があったら、ぜひいちご狩りに行ってみましょう。春の時期しか楽しめないレジャーですので、特にいちご好きの方は、いちご農園の近くにあるキャンプ場を、冬のうちから探しておくことをおすすめします。
いちごをキャンプ場に持っていて、みんなでいちごジャムを作っても良いですね。パンケーキやクレープにかけて、春を味わいましょう。
まとめ
今回は、春のキャンプで楽しむことができるアクテビティを10個ご紹介しました。春は動物も植物も、とても元気になる季節。春こそ自然のなかでキャンプをして、自然のパワーを分けてもらいましょう。