住む場所も仕事をする場所も自由!デジタルノマドで海外生活を始める方法とは?

近年、生活仕様が大きく変化し、様々な働き方を選択する人が多くなりました。

なかでも、パソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスを持って、国内外を旅しながら仕事をする「デジタルノマド」が増加しています。

自分で生活したい場所を選びながら仕事ができるという魅力的な働き方ですが、どのように始めたらいいのでしょうか?

今回は、デジタルノマドの始め方や向いている人・向いていない人の特徴、デジタルノマドで海外生活をする注意点についてご紹介します。

 

デジタルノマドってなに?

まずは、デジタルノマドとは何か、意味やどのような職種があるのかについてご紹介します。

ITを活用して世界中を旅しながら仕事をすること

デジタルノマドを簡単に説明すると、ITを活用して国内外を旅しながら仕事をすることを指します。

パソコンやスマートフォン、タブレット機器などを使用して、場所に囚われずにオンラインで完結する仕事をします。

元々、「ノマド」とは、英語の「nomad」のカタカナ表記であり、遊牧民という意味です。

遊牧民のように、移動をしながら生活をしていきます。

デジタルノマドをする人の多くは個人事業主ですが、会社に雇用されている人もいます。

 

デジタルノマドの主な職種

デジタルノマドができる職種は、パソコンやスマートフォンといったデジタルデバイスを使用して収入を得られるものであれば全て当てはまります。

代表的な職種としては、WEBデザイナーやライター、マーケター、プログラマーなどが挙げられます。

また、オンラインレッスンをするインストラクターや翻訳家などもノマド生活が可能です。

 

デジタルノマドを始める方法

デジタルノマドの意味や職種が理解できたところで、実際にデジタルノマドを始める方法を見てみましょう。

デジタルノマドを始めるためには、準備や計画が必要です。

オンラインで完結する収入源をつくる

デジタルノマドを始めるにあたって、収入源の確保は重要です。

WEBデザインやライティング、マーケティングなどオンライン上で業務が完結する収入源をつくりましょう。

会社員に比べると、個人事業主は収入が不安定になりやすいです。

クライアントに影響されにくい働き方も見つけておくと、収入に大きな影響を受けなくて済むでしょう。

 

生活に必要なお金の流れをつくる

デジタルノマド生活を続けていくには、お金の流れをつくっておくことが大事です。

現地でATM出金をしたり、稼いだお金を現地のお金に両替する必要があります。

そのためには、日本の銀行口座やクレジットカード・デビットカードは必須です。

他にも、多通貨口座であるマルチカレンシー口座を開設しておくのもおすすめです。

マルチカレンシー口座を1つ保有していると、外資両替やATM出金・送金が自由にできるようになるため、ノマド生活がしやすくなるでしょう。

 

ノマド生活をする行き先を決める

収入源やお金の流れが準備できたら、デジタルノマドをする行き先を決めましょう。

場所に囚われない働き方ですので、国内・海外で好きな場所を選択できます。

海外で生活をする場合は、文化や気候など日本と大きく異なる部分が多くありますので、事前に目的地の状況や事情を把握しておきましょう。

万が一、病気や怪我をした際に備えて、医療体制や保険についても調査しておきましょう。

 

現地の居住先を決める

デジタルノマドの行き先が決まったら、実際に生活する居住先を決めましょう。

現地のホテルやゲストハウスに宿泊したり、アパートやコンドミニアムを賃貸契約する方法やホームステイするなど様々なスタイルがあります。

価格も重要な項目ではありますが、それだけでなく立地や周辺環境、作業がしやすいかなどもチェックしておくと良いでしょう。

近年はAirbnbを使ってノマド生活をする方も増えています。

生活してみないとわからないこともありますが、安心・安全に過ごせる居住先を探してみましょう。

 

デジタルノマドに向いている人・向いていない人

続いて、デジタルノマドに向いている人と向いていない人の特徴についてそれぞれご紹介します。

 

デジタルノマドに向いている人の特徴

デジタルノマドになると、会社員に比べて自由度が上がります。

しかし、その分、自分で全てを管理しなければなりません。

そのため、時間や体調管理、お金の管理が全てきちんとできる人が向いています。

また、様々な場所に移動しながら生活をするので、リサーチ力や文化や環境の違いを受け入れられる力も必要です。

自己管理ができて、柔軟性があり、自分軸を持っている人はデジタルノマドに向いている人だと言えます。

 

デジタルノマドに向いていない人の特徴

上記の内容に該当しない人は、デジタルノマドは難しいでしょう。

何かを決めるにあたって必ず誰かの意見がなければ動けないという人は、ノマド生活は厳しいです。

ひとり行動が苦手であったり、挑戦することが怖いと感じている人もデジタルノマドは精神的にきついと感じることが多いでしょう。

 

デジタルノマドで海外生活をする際の注意点

デジタルノマドで海外生活をするとなると、保険やビザなど注意しておくべきことが多々あります。

こちらでは、デジタルノマドで海外生活をする際の注意点についてご紹介します。

パスポートの残存有効期限を確認する

海外生活をするので、当然パスポートは必須アイテムになります。

海外に飛び立つ前に、残存有効期限を確認しましょう。

国によっては、パスポートの残存有効期限が足りていないことで入国拒否となるケースもあります。

なかには、6ヶ月の残存有効期限が必要な国もありますので、慌てずに済むように出国前のパスポートの更新を忘れないようにしましょう。

 

保険に加入する

海外生活で何が起こるかわかりませんので、もしもに備えて保険に加入しておくと安心です。

海外旅行保険やクレジットカード付帯の保険、海外のノマド向け保険などがおすすめです。

デジタルノマドは体が資本になりますので、安心して長く続けられるように保険加入をしてから海外生活を始めましょう。

 

ビザの種類を把握する

海外でデジタルノマドをするのであれば、どのようなビザが取得できるのかを把握しておきましょう。

最近は、デジタルノマドビザを導入している国が存在します。

例えば、ノルウェーやアイスランド、ドイツ、スペイン、メキシコなどで導入されています。

デジタルノマドビザとは、名前の通りデジタルノマド向けのビザのことで、収入などの条件を満たすことで長期滞在をしながら仕事をすることが可能となります。

観光ビザでは滞在先の国で就労することができませんので、注意しておきましょう。

 

安定したインターネット環境を整える

デジタルノマドをするにあたり、インターネット環境は必須です。

クライアントに迷惑をかけ、自分の生活もできなくなってしまうので、安定したインターネット環境が整えられる居住先を探すようにしましょう。

充電器や変換プラグ、ポケットWi-Fi、現地のSIMカードなどの周辺機器も必須アイテムです。

快適に作業できるような環境づくりをおこないましょう。

 

まとめ

国内外の好きな場所で仕事をするデジタルノマドという働き方。

基本的に、オンライン上で完結する仕事であればどのような職種もこのような自由な働き方を選択することが可能です。

生活に必要なお金の流れをつくり、パスポートやビザ、保険加入など必要な準備が整ったら、生活してみたい国や場所を選んでみましょう。