せっかく楽しみにしていたキャンプの日に雨が降ると、一気に気分が落ち込みますね。しかし、雨対策がきちんとできれば、雨の中でもキャンプを楽しむことはできます。また、最近は、雨が降っても楽しめるような施設をそろえたキャンプ場も増えています。
この記事では、キャンプの雨対策と、雨でも楽しむことができる施設のあるおすすめのカンプ場をいくつかご紹介します。
キャンプの雨対策に持っていくとよいもの
せっかくのキャンプの日に、雨が降りそう・・・。そんな時には、次のような道具を持っていくようにしましょう。
まずは、人数分の長靴やレインコートは必須です。レインコートではなく、防水スプレーを吹き替えたウインドブレーカー等でも大丈夫。とにかく雨具は忘れずに持っていきましょう。
また、着替えとタオルはいつもより多めに持っていった方が良いでしょう。その時には、靴下は特に多めに持っていくことを忘れずに。そして、雨にあたると急激に体温が下がるので、トレーナーやパーカーなどの防寒具も持っていくようにしましょう。
雨の中でテントを立てるときには、防水効果のある大きなグランドシートを敷くことが必要になります。また、ゴミ袋のような大きなビニール袋をできるだけ多めに準備しておくと、グランドシートの変わりに敷いておくこともできます。もちろん、雨でぬれた服などを入れておくのにも、おおきなごみ袋は役立ちますね。
電気で明かりを付けることができる、懐中電灯やLEDランタンも忘れずに持っていきましょう。ろうそくで明かりを付けるタイプのランタンだと、雨の夜には役に立ちません。また、懐中電灯用の予備の電池も持っていった方が良いでしょう。
雨の中ではろうそくの明かりは消えてしまいますが、雨がしのげるところがあれば、たき火をした方が濡れた体を早く温めることもできます。ライターやチャッカマンなどの火元も持っていった方が良いでしょう。
そして、小さなラジオも持っていきましょう。今はスマートフォンでもラジオを聞くことができますが、万が一、大雨にせいで緊急事態に陥り外部と連絡を取る必要があるときのために、スマートフォンのバッテリーは常にある程度確保しておいた方が良いでしょう。電池で聞けるタイプのラジオを持っていくと、キャンプ場の近辺の情報も聞くことができるので、おすすめです。地元のFM局など夜に聞くと、意外と楽しむことができますよ。
キャンプで雨がふったら、どうする?
キャンプ場についたら、雨だった!!ということも起こりえます。そんな時には、どのような行動をすることがよいのでしょうか。
まずは、テント泊を予定していたな場合には、バンガローやコテージへの宿泊に変更できるかどうか、キャンプ場にその場で質問してみましょう。雨の中でテントを張るという大仕事がないだけでキャンプが大分気楽になりますし、テントよりもバンガローやコテージの方が雨対策しっかりできるので、夜にゆっくり眠ることができるでしょう。
雨の中でも、テント泊をするときには、窪地にはテントを設営しないようにしましょう。雨が降るとテントの中に多量の水が侵入してきます。場合によっては、おぼれる人もいるかもしれないので、テントはちょっと高台に設営するようにしましょう。
また、雨の中でのキャンプでは、川のすぐ横ではテントを設営しないようにしましょう。大雨により、川の水かさが増す可能性がありあります。また、宿泊しているキャンプ場の近くでは雨がそれほど降っていなくても、川の上流の方で大雨が降った絵いる場合にも、川は急激に増水します。こうした理由から、雨の日に川の近くにテントを張るのはやめた方が良いでしょう。また、同じような理由から、雨の日に川で遊ぶことはやめるべきでしょう。
往々にして、キャンプ場があるところは、町から少し離れた山の中や海の近くが多いもの。暗くなると地元の人だけが運転することができるような道も、少なくないかもしれません。もしも、そうしたキャンプ場についてから強い雨が降り、それでもまだ車が運転できるような状況なら、キャンプを中止して撤収することも選択の一つです。事故や災害が起こってからでは遅すぎますし、キャンプは別のお天気の良い日に楽しむこともできます。自分のキャンプの経験を過信せず、時には撤退の勇気を出すことも次の楽しいキャンプのために必要かもしれませんね。
こんなキャンプ場なら雨が降っても大丈夫、おすすめキャンプ場3選
エンゼルフォレスト那須白河
雨が降り体が濡れると、以外と寒さを感じるものです。キャンプ場がある場所ははすこし標高の高い山の中だったりするので、真夏でも雨は冷たく、同時に体もかなり冷えてしまうことでしょう。そんなとき、嬉しいのはやはり温泉施設のあるキャンプ場ではないでしょうか。
福島県にあるこのキャンプ場は、天然温泉「彩光の湯」と水着着用スパ施設の「ガーデンスパ」、そして本場フィンランドの雰囲気が楽しめる屋外ログハウスサウナ「カベリ」 の3つを備えたキャンプ場です。加えてプールもあるので、雨が降ってキャンプができなくても、水着があれば十分キャンプ場を楽しむことができます。
また、このキャンプ場は愛犬と一緒に宿泊できるキャンプ場です。もちろん愛犬のための温泉もあるので、雨でぬれてしまっても大丈夫。「羽鳥湖温泉ワンちゃんスパ」という犬のための源泉かけ流し温泉もあるので、愛犬もゆっくり温泉で温まることができますよ。
エンゼルフォレスト那須白河 公式HP https://www.ang-f-ns.com/
あやかりの杜キャンプ場
沖縄にあるこのキャンプ場には、図書館が併設されています。そのため雨が降っても、いろいろな本を読んで、キャンプを楽しむことができます。「本当はキャンプに行くよりも、家で本を読んでいる方が好き」という人も、このキャンプ場なら、読書とキャンプの両方を十分に楽しむことができますね。
また、このキャンプ場には絶景自慢のカフェも併設されているので、もし雨が降って料理ができなくなったとしても、大丈夫。おいしいご飯を食べることができるのがうれしいですね。
ちなみに、このキャンプ場、テントサイトの1カ所あたりの料金が1泊1000円というお手頃価格。沖縄で気軽にキャンプ体験をしたいと考える人に、おすすめの施設です。
あやかりの杜キャンプ場 公式HP https://www.ayakari.jp/sp/index.jsp
富士ヶ嶺おいしいキャンプ場
雨が降ると、面倒なのがテントの設営です。でも、もしも、体育館みたいな広い屋内でテントを張ることができたら、雨の日でも安心してキャンプを楽しむことができますね。
こちらのキャンプ場では、もともと100頭以上の牛が暮らしていた牛舎を改造し、雨の日でもキャンプができるような屋根付きのキャンプサイトにしました。そのため、雨の日はもちろん雪の日でも、濡れる心肺をせずに、安心してテントを張って、テントの中で眠ることができるのです。
また、この屋根付きのキャンプサイトなら、雨の夜でもキャンプファイアーを楽しむことができます。
雨が降っても晴れたときと同じようなキャンプを楽しむことができるこちらの施設。「おいしいキャンプ場 」と名乗ってるだけあって、キャンプ場の中で採れた新鮮な野菜を、その場で購入し、食べることもできます。雨でも十分キャンプ体験ができる、おすすめの施設です。
富士ヶ嶺おいしいキャンプ場 公式HP https://oic-camp.com/
まとめ
今回は、雨の中のキャンプについての記事でした。キャンプの道具の中には雨でも問題なく対応できるものも多いですし、キャンプ場自体も、雨が降ったときでも楽しむことができる施設をそろえたところも最近増えて来ています。
安全と暖かさが確保できれば、雨の中のキャンプというのも面白いものかもしれませんね。