【グランピングって何?】 キャンプとの違いとグランピングの楽しみ方

今、流行中のアウトドア・レジャー「グランピング」。名前を聞いたことはああっても、実際に行ったことのある人はまだ一部の人に限られるのではないでしょうか。

また、なんとなくグランピングでは大自然の中で宿泊したり、食事することは知っていても、キャンプとの違いがはっきりしない、という方も多いのかもしれませんね。

この記事では、「グランピング」とは何か、また「グランピング」ではどのようなことを楽しむことができるのか、などを解説します。

 

「グランピング」って何?  キャンプとどう違うの?

「グランピング」とは、「魅力的な・ワクワクするような」という意味をもつ英語の形容詞であるグラマラス(glamorous)とキャンピング(Camping)をあわせた言葉です。直訳的な意味としては「魅力的なキャンピング」となりますが、近年世界中で使われるようになった「グランピング」という言葉には、「大自然の中にある、ホテルのような何でも揃ったゴージャスなコテージや宿泊施設に泊まること」というような意味付けがされています。

つまり、基本的には大自然の中で宿泊するのですが、その宿泊場所はテントのように自分で組み立てるものではなく、すでに用意された冷暖房やベット・バスルームなども完備されたホテルのような快適な空間であることが、キャンプとの最大の違いになります。

また、グランピング中の食事も、自分で準備することもできますが、地元の食材をグランピング場側が準備し、調理までそのグランピング場の人がしてくれることも珍しくありません。

このように、グランピング場に行くだけで基本的に必要なものやサービスは全て揃う形になります。通常のキャンプのようにテントや調理用具・燃料などを自分たちで購入し、キャンプ場まで運ぶ必要はありません。

このように、特に事前準備も必要なく、現地に行くだけで大自然を楽しむっことができる「グランピング」という形態のアウトドアが、近年世界中で人気を集めているのです。

特に新型コロナウイルスの流行以降、他人との接触を避けることができつつ、大自然を楽しみながらストレスを発散し、気分転換できるレジャーとしてグランピングの人気が高まりつつあります。

ホテル宿泊のような「快適さ」を大自然の中で「気軽に」楽しむことができることが、グランピングの魅力であると考えても良いでしょう。

 

「グランピング」で楽しめることは何?

「グランピング」で楽しめることはたくさんあります。例えば、グランピング場のある場所は山の中や海の側など、自然が豊かな場所がほとんどです。そのため、そうした場所を少し歩き回るだけでも、よい気分転換になります。また、グランピング場によっては夜に星空観察会などを開催しているところもあるので、都会では見ることが難しい美しい星空をしっかりと見ることもできます。

また、食事もグランピング場が地元の新鮮な食材を提供したり、あるいはその地元の人が調理してくれたりもするので、美味しいものを食べることができるでしょう。

そして、何より「グランピング」をする人にとって嬉しいことは、キャンプでは非常に忙しくなりがちなこうした食事の準備や後片付けなどはグランピング場の係の人が担当するため、飲んだり食べたりすることだけに集中できることではないでしょうか。また、食事の準備や後片付けに費やす時間を、家族とのふれあいや自分のための時間としてつかうことができます。そのため、外で焚き火を見ながら、あるいは快適なお部屋のなかでお酒やお茶を飲みながら、家族や気心の知れた友人たちとおしゃべりをする時間を「グランピング」中には、たっぷり取ることができます。

グランピングの夜は大自然の隣で眠ることになります。都会の夜と違い、大自然の闇は深くそして静かなもの。夜もぐっすり眠ることができるでしょう。

朝も太陽とともに置きて、自然の中でお散歩した後、美味しい朝ごはんを食べることができます。いつもは慌ただしい朝の時間を「グランピング」中にはじっくりと楽しむことができます。

もちろん、グランピング場の施設によっては温泉やジャグジーが設置されていたり、プールがあったり、夜の焚き火の時間にはちょっとしたお酒やマシュマロなどを用意していることもあります。

自然の中に設えられた快適な空間の中で、いつもと違う非日常の時間を楽しむことができるのが、「グランピング」の魅力なのです。

 

日本の代表的なグランピング施設

ここでは、大都市からも比較的近い、日本の人気のグランピング施設を3ヶ所ご紹介します。グランピングに興味のある方は、こうしたところから訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

河口湖カントリーコテージBan&グランピングリゾート

2年連続で楽天トラベルが主催する「グランピングが楽しめる全国の人気宿」で第1位に輝いた実績があるのが、この河口湖カントリーコテージBan&グランピングリゾートです。

新宿から車で2時間弱という近さに加えて電車でもアクセス可能なこのグランピング施設は、富士山と河口湖を見ることができる高台に位置します。

6000坪の敷地の中に大型コテージや一軒家タイプのコテージがあり、専用の露天風呂がついているコテージもあるので、他の団体を気にすることなく、のんびり滞在を楽しむことができます。

また、こうしたコテージでバーベキューを楽しむこともできるので、近くの道の駅などでワインや美味しいお肉や新鮮な野菜などを買い込んでから、このコテージでくつろぐことをおすすめします。ちなみに、宿泊の5日前までにグランピング場側に連絡すると、バーベキューの食材セットを注文することもできます。

住所  〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口2092

公式HP   https://www.c-ban.com/

 

GRAN CAMPING パームガーデン舞洲 by WBF

大阪市内にあるグランピング施設のGRAN CAMPING パームガーデン舞洲 by WBF。海辺に、トレーラーハウスを改造した宿泊施設を30も持つ、大きなグランピング場なのです。

大きなトレーラーハウスには大人が8人まで、小さなトレーラーハウスには大人が2~3人まで宿泊可能。食事も予約の時点でバーベキューの夕食を注文することができます。

大阪市内にあり、ユニバーサル・スタジオにも近いこのグランピング場。大阪観光のための宿泊の一つとして、あるいはユニバーサル・スタジオに遊びに行く人の前泊・後泊の場所として、非常に使い勝手のよいグランピング場であると言えるのではないでしょうか。

関西にお住まいの方で、「グランピングに興味はあるけど、遠くまで行くのが大変」と思っているような方に、最初のグランピング体験としてオススメの施設です。

住所 〒554-0042 大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目3番57号

公式HP  https://www.hotelwbf.com/palmgarden

 

GLAMPROOK飯綱高原

「グランピング」が日本で人気を集め始めると同時に、とてもインスタ映えのするドーム型テントの存在が広く知られるようになりました。

そんなドーム型テントの中でもこのGLAMPROOK飯綱高原の宿泊施設となっているものは、日本国内でも最大級のツインドーム方式。5人まで泊まることができます。ドームの中は冷暖房が完備され、冷蔵庫や電気ポットもあり、通常のホテルと全く同じ感覚で過ごすことができます。

このグランピング場の敷地内には大浴場もあるので、ゆっくりお湯に使って日頃の疲れを癒やしても良いでしょう。

住所 〒389-1226 長野県上水内郡飯綱町大字川上2755-1

公式HP  https://glamprook.jp/iizuna/

 

まとめ

この数年で「グランピング」という言葉が一般的にあり、楽しむ人が増えてきました。非日常を自然の中で気軽に楽しむレジャーとして、これからもグランピングへの関心は増え続けるのではないでしょうか。